玄米酵素は、玄米・胚芽・表皮を麹菌によって発酵させた、消化のよい健康補助食品です。
玄米が健康に良いことは分かっていても、なかなか続けられないのが現状。そこで「手軽な玄米食」として生まれたのが玄米酵素です。健康に必要な栄養素が40種類以上含まれており、白米を食べていても玄米酵素を補えば玄米食以上の価値が生まれています。
㈱玄米酵素 代理店として玄米醗酵食の普及について
当院では玄米酵素の普及に2000年より努めてきましたが、健康に不安のある方が食事を改善しないで玄米酵素を食べるだけ、というのでは本質的な解決にならないと考えています。健康を害するのは原理原則を外したからで、健康の基本はやはり”食”にあります。そして、その食の基本といえば、日本で古くから受け継がれてきた「食の三原則」にあります。
食の三原則
適応食
一つ目は適応食。
これは、歯の形や腸の長さにより動物それぞれに適応食がある、というもの。猫はネズミ、パンダは笹、コアラはユーカリといいますが、人間の場合は米です。成人の歯の32本のうち20本は臼歯ですから、本来人間は穀物菜食に適しているのです。加えて日本人は、腸の長さが欧米人に比べて長く、肉食よりも菜食に適しています。
身土不二
二つ目は身土不二の法則です。
元々は仏教の教えからきた言葉ですが、自分の身と土とは一体であり、自分の住んでいる国、土地で採れた旬の物を食べようというもの。
一物全体食
三つ目は一物全体食のすすめです。
食べ物は、全体を丸ごと食べる。米なら玄米、パンなら玄麦、魚なら小魚、大根なら葉も根も皮も食べる。全体を食べることで、ビタミンやミネラル、食物繊維、その他ファイトケミカルといった有効成分も取ることができるわけです。
酵素とは何か、酵素の特徴
1 生きるために絶対になくてはならない酵素
戦後、欧米からもたらされた栄養学では、炭水化物、タンパク質、脂肪の三大栄養素が、ヒトが生きていく上で必要な栄養素としてもてはやされました。その後、炭水化物を摂っても、それだけではエネルギーとしてうまく代謝しないということで、ビタミン、ミネラルが加わって五大栄養素となりました。そしてさらに、体内では消化されないからと、それまで見過ごされてきた食物繊維が6番目に加わりました。もちろんこれらの栄養素も大切です。しかし、ビタミンやミネラルよりも、私たちの生命を維持する上でもっと大切なものがあります。それが酵素です。
酵素と聞くと、ほとんど無条件に「消化酵素」と連想されると思います。が、しかし酵素は食べたものを消化吸収するばかりでなく、息をしたり、筋肉を動かしたりと、一切の生命活動に関与しています。もし酵素の働きがなければ、人間も動物も生きることはできません。いわば、生命活動の主役であり源なのです。
2 ビタミンやミネラルそして酵素の共同作業
栄養サプリメントのムダな飲み方してませんか。 今、流行のビタミンやミネラルなどの栄養サプリメント。身体に良いということで飲んでる方は大勢いらっしゃることでしょう。しかし、ビタミンCやカルシウムなどの微量ミネラル、はたまた栄養ドリンクを飲んでいても、今ひとつ効き目が現れないという経験をお持ちの方もまた、多いのではないかと思います。この問題を解く鍵が酵素にあります。いくらビタミンやミネラルを摂っても、酵素がなければ身体の中で十分に働けません。酵素あってのビタミン・ミネラルです。今やビタミン・ミネラルは、この酵素の働きを助けるという意味で「補酵素」と言われるようになっています。
3 一つの仕事しかできない酵素
酵素の構造を簡単に言えば、ミネラルの周りにタンパク質が巻き付いたものです。中心になるミネラルの種類や、タンパク質の巻き付き方によって、様々な種類があります。今発見されている酵素は約3000種で、今後も新しい酵素がどんどん発見されていくでしょう。しかし、3000種あるといっても、それぞれの酵素はそれぞれ一つの仕事しかできません。たとえば消化酵素として有名なアミラーゼというものがあります。これは唾液の中に含まれているもので、デンプンを分解する酵素です。そのアミラーゼによってタンパク質を分解することはできません。ちなみにタンパク質を分解するのは、プロテアーゼという酵素ですが、逆にプロテアーゼでは、デンプンは分解できないということです。
4 熱によって変成する
材料がタンパク質ですから、酵素の特徴としてあげられるのが、熱に弱いということです。卵を思い出してください。卵は、熱をかけていないときは白味の部分は透明でとろとろしていますが、熱をかけると白く固まります。同じように酵素も、加熱されると蛋白が変成して酵素でなくなってしまいます。一般に酵素が耐えられる温度は50度くらいから、せいぜいから70度くらいまでです。
5 発酵食品や生の食べ物(新鮮なもの)には酵素がある
酵素は何に含まれているかといと、新鮮な生の食べ物です。生の肉や魚、生野菜、果物には皆酵素が入っています。また、日本には多くの発酵食品があります。みそ、納豆、糠漬などなど・・・。この発酵食品にも、酵素が豊富に含まれています。この生の食べ物や発酵食品に含まれている酵素のことを食物酵素といいます。焼き魚には大根下ろしがついていますが、あの大根おろしは焼き魚と一緒に食べると食物酵素として消化を助けてくれます。